病気や老化から体を守る方法 |
現代人で何らかの不調を抱えてる人が、全世代の74.5%もいるのをご存じですか?
20代でも67.5%ですので、3人に2人は何らかの不調を抱えています。
長期の不調Top10
1位:腰の痛み 2位:頭痛 3位:肌のかゆみ 4位:便秘 5位:関節の痛み 6位:肌の発疹・できもの 7位:ひどい倦怠感・疲労 8位:目のかすみ・視野が狭い 9位:不眠 10位:下痢 |
さらに、すでに慢性疾患ありと答えた人は全世代の46.4%います。
慢性疾患Top10
1位:高血圧症 2位:脂質異常症 3位:不眠症 4位:うつ病 5位:逆流性食道炎 6位:糖尿病 7位:睡眠時無呼吸症候群 8位:過敏性腸症候群 9位:目の疾患(緑内障など) 10位:喘息 |
実は、これらの体調不良は、慢性的な炎症が大きな原因と言われています。
この炎症を引き起こす原因物質が、AGE(終末糖化産物)であることがわかってきました。
病気や老化の原因物質 AGE(終末糖化産物)とは? |
今、テレビや雑誌などで病気や老化の原因物質として注目されているAGEをご存じですか?
私たちの体は殆どがタンパク質からできています。
そのタンパク質に糖がくっつき熱が加わると糖化していきます。
それを糖化反応と言います。
そして、タンパク質が糖まみれになると変性してAGEになります。
このAGEが、体にとって凶悪犯で、様々な炎症を引き起こしていきます。
コラーゲンはタンパク質の一種で、私たちの体のタンパク質のうち約30%がコラーゲンです。
健康なコラーゲンは白くて弾力性がありますが、AGE化すると焦げて茶色く、固くなります。
例えば、血管のコラーゲンがAGE化すると、弾力性が失われて固くもろい血管になり、血圧が上がりやすく、様々な血管障害にも繋がります。
実は、骨粗鬆症もAGEが関係しています。
骨にもタンパク質であるコラーゲンが含まれ、それがAGE化すると、茶色くスカスカになり弱い骨になります。
ですから、カルシウム不足を補うだけではなく、AGEを溜めない体にすることが重要です。
2人の女性は双子ですが、どちらが老けて見えますか?
右側の女性ですね。
この方は、たばこを吸うため、体内でAGEができやすくなってるのです。
肌に含まれるタンパク質の70%がコラーゲンでできており、AGEの影響でシミ・シワができたり、お肌の老化が早まります。
他にもAGEが目に溜まると白内障
脳に溜まるとアルツハイマーなどの認知症
血管が固くなったり詰まることで脳梗塞や心筋梗塞
細胞を傷つけて癌細胞
など多くの病気や老化の原因にAGEが関係していることがわかっています。
AGEは、年齢とともに蓄積する |
赤ちゃんにはAGEが殆どありませんが、年齢を重ねるごとに増えていきます。
AGEが多い人は慢性炎症を起こし、体調不良になりやすくなります。
即ち、体が老化しているということなのです。
同じ年齢でも健康や見た目に差が出るのは、AGEが関係しているのです。
AGEの溜まり方 |
AGEが体内に溜まる理由は、大きく2つあります。
1.食べ物から体内に入るAGE(外因性)
2.体内で作られるAGE(内因性)
調理の仕方で食べ物に含まれるAGEの量が違います。
生の食材のAGE量は少なく、ゆでる、焼く、揚げる順に増えていきます。
電子レンジ調理が、AGE量は一番多くなります。
食べ物に含まれるAGE量の約7%が体内に溜まり、老化を促進していきます。
ですから、何を食べるかが重要です。
食べ物によって血糖値の上がり方が違います。
血糖値が上がっている時間が長いほど、体内でAGEが増えていきます。
糖尿病の人は血糖値が高く、AGE値が高い傾向にあります。
【血糖値が上がりやすい食品】
※一気に血糖値を上げる砂糖を100とした場合の比較数値(GI値)
AGEを下げる食材はこれだ! |
★野菜や果物
★ノニ茶・柿の葉茶・シソ葉茶などの健康茶
★海藻・キノコ・豆類などの食物繊維
★大豆製品などの良質のたんぱく質
★ポリフェノールなどのファイトケミカル(植物栄養素)
ファイトケミカルの中でも、AGEを下げると注目されているのが「イリドイド」です。
イリドイドには体内でAGEができないようにし、さらにAGEを分解する作用があることが報告されています。
イリドイドを含む植物は、ノニ・ブルーベリー・オリーブ葉・クランベリー・サンシュユなどです。
特にノニ果実は、19種類ものイリドイドを含んでいます。
一定のイリドイドが含まれている飲料を8週間飲み続けることで、AGE値が24%下がり、体内年齢が8.4歳若くなるという報告もされています。
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このように、イリドイドは、病気や老化の原因であるAGEを抑える植物栄養素なのです。
まとめ |
病気や老化の原因には体内の炎症が関係し、それを引き起こしているのがAGEです。
週2ファスティングを続けて、ノニなどのイリドイドを含んだ食材を摂ることでAGE値を下げ、炎症を抑えて、健康な毎日を過ごしましょう。
★食べるものに気を付ける 甘いものは控える ★調理の仕方に気を付ける 焼き餃子より水餃子 |
★食物繊維を摂る 野菜や海藻類を摂る ★適度な運動と睡眠 |
★血糖値を上げない ゆっくりよく噛んで食べる ごはんや麺類などの炭水化物を最後に食べる ★イリドイドを摂る |
★良い生活習慣を心がける 早寝早起きで和食中心 ★週2ファスティングを続ける |